「対策しろと言われても、何から手を付ければいいのか」。今回は、お金も時間もあまりかけずに、効果が大きい順に7つ並べました。全部やる必要はありません。1つ目からで大丈夫です。
1. 2段階認証(MFA)を、全部に入れる
パスワードが盗まれても、スマホの確認がないとログインできないようにする設定です。Googleアカウント、WordPress、銀行、ドメイン管理、SNS——特にメールとGoogleアカウントは最優先です。ここが破られると、パスワード再設定を通じて他のすべてが奪われます。
2. パスワードを使い回さない
1か所から漏れると、全部やられます。パスワード管理アプリに覚えさせれば、人間は1つも覚えなくて済みます。
3. WordPress・CMSを最新に保つ
本体・テーマ・プラグインの更新を止めないこと。使っていないプラグインは削除します(無効化だけでは残ります)。あわせて、ログイン試行回数の制限や、XML-RPC(外部から投稿する古い仕組み)の無効化も有効です。
4. バックアップは「3-2-1」
3つのコピーを、2種類の媒体に、1つは別の場所(できればオフライン)に。ランサムウェアはバックアップも狙うので、常時接続のバックアップだけでは足りません。
5. 外からつながる機器を減らす
使っていないVPN、リモートデスクトップ、開放したままのポートは閉じる。入口を減らすのが一番確実です。
6. 振込先の変更は、必ず電話で確認
メールで「振込先が変わりました」と来たら、そのメールに返信せず、いつもの電話番号にかける。これだけでビジネスメール詐欺の被害は大きく減ります。
7. 端末とアカウントの基本
OSとブラウザは自動更新に。MacはFileVault(ディスク暗号化)を有効に。離席時は画面ロック。地味ですが、紛失・盗難時の被害を大きく左右します。
まとめ:まず「1」だけ、今日やる
対策は完璧を目指すより、1つずつです。今日は2段階認証、今週はWordPressの更新、今月はバックアップ——この順番で十分間に合います。
「どこから手を付ければいいか分からない」「設定を代わりに見てほしい」という場合は、お問い合わせからご相談ください。
出典:IPA「情報セキュリティ10大脅威 2026」、警察庁「サイバー空間をめぐる脅威の情勢」

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